Hack For Japanの活動紹介

Hack For Japanの活動紹介

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昼食をはさんで、Hack For Japan、Hack For Miyagi、Hack For Iwateのメンバーが、活動紹介を行いました。

Hack For Japanの目指すもの(及川卓也氏)

Hack For Japanスタッフの及川さん

Hack For Japanスタッフの及川さん

Hack For Japanは、東日本大震災からの復興をIT技術を使って支援することを目的としたコミュニティです。プログラマーなどの技術者だけでなく、IT技術を活用したいという想いを持った人が集まっています。コンピュータ技術者の間では、「Hacker」は物事を創造・変革する能力を持った人として、尊敬の意味を込めて使われています。

 

Hack For Japanでは、ハッカソンとアイデアソンを頻繁に行っています。ハッカソンとは、「Hack」と「Marathon(マラソン)」を組み合わせた言葉で、会場に技術者が一堂に会し、1日、2日といった決められた時間内に、チームに分かれて、テーマに沿ってアプリケーションを開発し、最後に発表・講評し合います。アイデアソンは、アプリケーションを作る前段階として、アイデアを出し合って、議論を深めます。

 

Hack For Japanとしての最初のハッカソン、アイデアソンは震災直後の3/19~21に実施しました。Google、Yahoo!JAPAN、マイクロソフト、楽天など、分野によっては競合関係にある会社の社員が垣根を越えて、被災地のための何かをしようと集まりました。また、Hack For Iwate、Hack For Miyagi、Hack For Fukushimaとして、地域別の活動も行っています。

 

例えば福岡で開催されたハッカソンでは、離れた場所から現地のニーズを知ることは難しいので、ニーズが比較的わかりやすい支援者の方のためのアプリケーションを 開発しました。当時は、継続して義援金を集める仕組みが無かったので、楽しみながら義援金を贈れるアプリケーション「どねったー」を開発しました。
「コードでつなぐ。想いと想い」。コード(プログラム)を書くことで人の想いを繋ぎます。

Hack for Japanのプロジェクト紹介(関治之氏)

Hack For Japanスタッフの関さん

Hack For Japanスタッフの関さん

風@福島原発

アンドロイド端末用のアプリケーション。放射線量、風向き、懐中電灯機能などを搭載。アンドロイドマーケットでの紹介ページはこちら

フォトサルベージの輪

ネットを介して、写真加工ソフトを扱える方が写真を修復するプロジェクト。公式サイトはこちら

 「ガイガーカウンター」プロジェクト

実際にガイガーカウンターを製作。アンドロイド端末に接続すると、計測値の可視化や地図上への公開ができる。2011年7月30日に福島県会津若松市で開催されたハッカソンでは、高専の生徒により「赤べこガイガーカウンター」も作られた。

NPO法人「遠野まごころネット」のウェブサイト運営支援

サイトそのものだけでなく、情報を集め、人材を集め、分担して作業する仕組みを構築。遠野まごころネットのウェブサイトはこちら

「仮設住宅ネットカフェ」プロジェクト

ネットの使い方などを教え合い、交流するカフェを設置。検討の様子はこちら

東日本大震災 通知・事務連絡集

有志の弁護士が整理した各省庁からの通知・事務連絡(600以上に及ぶ)を、効果的に公開する仕組みを構築。公開サイトはこちら

 

Hack For Miyagiの活動について(小泉勝志郎氏、吉田信也氏)

小泉さん

Hack For Miyagiの小泉さん

小泉勝志郎さん

塩竃市民で自らも被災。自宅は海から2km程離れているが、津波で水浸しになり、1週間経っても水が引かず、「家の中で魚が釣れた。食べてませんが」と笑う。(小泉さんの取材記事はこちら

 

Hack For Miyagiの吉田さん

Hack For Miyagiの吉田さん

吉田信也さん

TBC東北放送の社員。ラジオカーで被災地を回り、番組を制作し、復興に向けた皆さんの声を全国に届けている。

 

 

 

 

Hack For Miyagiでは、復興活動を行っている方と、IT技術者が同じ場に会する形のミーティングを定期的に行い、アイデアを持ち寄って問題解決の方法を探っている。2011年12月11日に実施したミーティング内容を紹介。

V-Lowマルチメディア放送

地デジ化で空いた帯域を防災や地域コミュニティ活性化に利用する放送。災害時のメディアとして研究。2012年4月以降、宮城地区で実証実験を行う。この方法で例えば、石巻の情報を、登米でも、仙台でも、東京でも聞くことができる。

女川復興ファンクラブ

学生さんが「女川の状況をウェブサイトで情報発信したい」と思っていた。「Hack For Japanの方に、ウェブサイトを構築・運営してもらえないか」という相談があり、アドバイス。学生自身ウェブサイトを構築。具体的なスケジュールも立てられている。

Hack For Reroots

学生を中心としたボランティア団体「Reroots」は重機に踏まれて農地に深く入ってしまった細かいガレキを撤去するボランティア活動を行っている。情報発信やボランティア募集などでIT技術が活かせないか議論を行っている。

 

Hack For Iwate の活動について(鈴木亮氏)

Hack For Iwateの鈴木さん

Hack For Iwateの鈴木さん

Hack For Iwateでは、「遠野まごころネット」のウェブサイトの運営支援を行っています。岩手でボランティアをしてくれた方のツイートがあれば、御礼を言うようにしています。「遠野では雪が降っていて寒い」といったツイートに「風邪に気をつけてくださいね」などと声をかけています。観光でもボランティアでも、東北に行きたいけど迷っている人が多いと感じます。少しでも後押しできればと思い、活動を続けています。(鈴木さんの取材記事はこちら

 

 

 (取材日:2011年12月18日 ネットアクション事務局 森崎千雅)

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

This article( by ネットアクション事務局 )is licensed under a Creative Commons 表示 2.1 日本 License.

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「復興ボランティア情報交換会in石巻」の全記事はこちら。

復興ボランティア情報交換会in石巻(全体概要・タイムスケジュール)

せっかくできたつながりを絶やさない(石巻災害復興支援協議会の活動紹介)

支援は現場で実行して初めて支援になる(ピースボート災害ボランティアセンターの活動紹介)

きれいになって、想いを口にして(ソシオキュアアンドケアサポートの活動紹介)

Hack For Japanの活動紹介 ※本記事

新たな関係構築への第一歩(テーマディスカッション)

漁業の再生に学ぶ(Hack For Miyagi 小泉氏 取材記事)

煙草でコミュニケーション(Hack For Iwate 鈴木氏 取材記事)